バイクにUSB電源を設置したい
バイクにUSB電源を設置したいです。
以前、電池式充電器をハンドルに括り付けて使用していましたが、昨今のスマホはバッテリーの消費が早いため、電池式充電器ではギリギリなことが多いです。ですから、USB電源を設置することにしました。
本来はリレー式が好ましいのですが、このリレー式は知識も材料も工具も必要なため素人には厳しく、バイク屋に頼むと工賃も高いということで諦めました。
次にブレーキスイッチ接続ですが、既存配線をイジる怖さと、こちらも最低限の専門知識(加工)が必要なので諦めました。
一番簡単なバッテリー直結ですが、どうせなら電源連動が良いので、電源連動が無理な場合の最後の手段としました。
で、今回試すのはヒューズから電源を取る方式です。fz1-fazerだとシグナルシステムヒューズ(10アンペア)からとれば問題なくUSB電源を取れそうです。(走行に必要なイグニッション系から取るのは危険です。)
電圧計付きUSB電源の理由
USB電源は、電圧計付きの「Kaedear (カエディア)MOTOチャージャーUSB-A 5V2.4A ×2」を購入しました。
いろいろなUSB電源を比較したのですが、Kaedear (カエディア)はアマゾンのレビューにて高評価であり、配線コードもしっかりしているので安心して使用できると判断しました。
また、私のfz1-fazerは旧車なので電気系の監視は必須です。電圧計は大変助かります。
【仕様】
本体サイズ:縦7.6㎝、横3.0㎝、厚さ2.3cm
入力電圧:12V-24V
防水:IPX8防水認証
プロテクション保護:⑴ヒートプロテクション⑵過電圧プロテクション⑶過電流プロテクション⑷ショートサーキットプロテクション
重量:90g
ヒューズ取り出し方式でバイクのUSB電源を取り付ける
まずはバイクの電源はoFFにします。そして、バッテリーのマイナス側端子を外します。(端子は絶縁するようにしましょう)
ヒューズ取り出し必要なもの
・Kaedear (カエディア)MOTOチャージャーUSB-A 5V2.4A ×2
・ミニ平型ヒューズ電源 10A
・電工ペンチ
・テスターor検電テスター
usb電源の組み立て
Kaedear (カエディア)MOTOチャージャーUSB-A 5V2.4A ×2の中身
まずはusb電源をハンドルに取り付けます。
ミニ平型ヒューズ電源の取り付け
まずはヒューズを開けるのですが、簡単に開かずかなり苦戦しました。
この蓋のロックがなかなか外れませんでした。。。
ヒューズボックスの中
ヒューズを取り出します。今回はシグナルシステムヒューズを使用します。
ここでミニ平型ヒューズ電源を開封します。
ミニ平型ヒューズ電源は向きがあるので注意です!
テスターで電源側を確認します。テスターが動く方が電源側(+)です。
ミニ平型ヒューズ電源をヒューズボックスに差し込み蓋をしまたところ、コードが引っかかって蓋が閉まりませんでした。
仕方ないので、ヒューズボックスの蓋をカッターで切りました。
蓋がブカブカなのでビニールテープで巻きました。
ミニ平型ヒューズ電源セット完了
Kaedear (カエディア)MOTOチャージャーUSB-A 5V2.4A ×2コードを配線する
Kaedear (カエディア)MOTOチャージャーUSB-A 5V2.4A ×2コードはこんな感じです。
usb電源の配線ルート例です。ハンドルを左右に振って配線が突っ張らないか確認もします。
残念ながら、usb電源の接続部がシート下まで届きませんでした。まあ、仕方ない。
usb電源の先端の加工
usb電源の接続イメージ図です。
usb電源の延長分(+:赤)をカットして、ギボシ端子につけかえます。(-側:黒の丸型端子はそのままバッテリーのマイナス端子に接続します。)
usb電源の接続完了です!
※fz1-fazerの場合、シート下のプラスチック製仕切りが配線に食い込むので、外してしまいました。
試走及びまとめ
今回、Kaedear (カエディア) のUSB電源をヒューズ取り出し方式で取り付けてみました。これから接続する方の参考になれば幸です。
設置完了後エンジンをかけたところ、問題なく電圧表示し、スマホも充電されたのを確認しました。
私のfz1-fazerは旧車なので、電気系に負担をかけると思いUSB電源は付けない方が良いと考えていたのですが、構造を理解すると問題ないなと思いました。むしろ、Kaedear (カエディア) のUSB電源には電圧計もついているので、電気系統の監視という意味でも購入して良かったと思います。