カメラ市場の縮小
スマートフォンの高性能カメラにより、デジタルカメラの販売数は2010年時(1億2146万台)の1/10(1942万台)まで落ち込んだ。(2018年時)
また、レンズ交換式カメラが、レンズ一体型カメラの売上を抜いた。
つまり、カメラ市場は縮小しつつも、描写のよいカメラの人気は高いといえます。
レフ機とミラーレスの明暗
オリンピック前年である今年、カメラメーカーに大きな動きがあった。
・カメラの絶対王者キヤノンが今期3回目の業績予想の下方修正をした
・ニコンの主力であるカメラ事業の不振、赤字転落危機
・ソニーは3年連続で最高益を更新
上記の通り、レフ機を主力とするキヤノンとニコン、ミラーレスを主力とするソニーに明暗がでた。
これは、そのまま消費者のニーズの反映であると言えます。
レフ機とミラーレス比較
2019年現時点のレフ機とミラーレスの比較をしてみる。
EOS-1D X Mark II | α9ⅱ | |
撮像素子 | 35.9×23.9mm | 35.6×23.8mm |
総画素数 | 2150万画素 | 2830万画素 |
測距点数 | 61点 | 693点 |
連続撮影速度 | 14コマ/秒 | 20コマ/秒(電子シャッター) 10コマ/秒(メカシャッター) |
外形寸法 | 約158.0(幅)×167.6(高さ)×82.6(奥行)mm | 約128.9(幅)×96.4(高さ) ×77.5(奥行)mm |
質量 | 1340g(本体のみ) | 593g(本体のみ) |
発売日 | 2016年 4月28日 | 2019年 11月1日 |
特徴 | プロ仕様 | 無音シャッター・瞳AF・全面AF可能 |
※ぱっと見、EOS-1D X Mark IIが見劣りしますが、2016年発売ということと、来年にEOS-1D X Mark IIIの発売を控えているため、一概にミラーレスの方が高性能とは言い切れません。。。
しかし、本当にミラーレスは軽くて小さいです。子連れカメラマンとしては、このサイズはありがたいです。
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レフ機とミラーレスの予想
今後は確実にミラーレスが主流になると思われます。フィルムカメラからデジタルカメラへ移り変わったように。
ですが、まだまだ、レフ機は消えないと思われます。
住み分けとしては。
・レフ機・・・・プロ用
・ミラーレス・・アマチュア用、ファミリー用
ですかね。
ミラーレスに足りないところ
1)信頼性
やはり、α9を見ていて思うのですが、「カメラ」というより、「家電」のニュアンスを感じます。これはそのまま、屋外フィールドでの耐久性に不安を感じてしまいます。まあ、あくまでイメージなのですが。。。
2)グローバルシャッター
ローリングシャッターはセンサー素子の上から順々に露光がするため、どうしても歪みが出やすいと言われています。α9にはアンチディストーションシャッターがあり、動体歪みを抑えることができるといいますが。。。
3)書き込み時間の問題
これはミラーレスだからというより、α9ⅱの問題かもしれませんが、高速連写の後、データ書き込みで本体操作ができない時間があるそうです。。。
まとめ
なんだかんだ書きましたが、最終的にはミラーレスをおススメします。
無音シャッターあり、瞳AFあり、ファインダー内の全面にフォーカスでき、軽くて、小さい。
一般カメラマンなら、間違いなくミラーレスが良いかと!