フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalというマクロレンズの評価
フォクトレンダーはオーストリアで設立し、ドイツに移転した光学機器メーカーです。
曇天の日はマクロで遊ぼうと思い購入しました。初めてのマニュアルフォーカスレンズです。
このレンズはマクロのみならず、風景撮影にも威力を発揮します。焦点距離65mmですから、準標準レンズとしても充分使用できます。
使った印象としては被写体深度が非常にカミソリ的です。撮影したデータをパソコンで鑑賞するなら三脚を使用しないと厳しいと思います。
手持ちで撮影する際はPEAKで確認して撮影していますが、やはりブレがあるのかピントのズレをが出てしまいます。
作例は御日様がテッペンに来ている時のものですが、味のあるものになりました。
ちょっと驚いたのは、このレンズ、フードを付けたら、フードにレンズキャップを取り付けられるのです。つまり、フードをつけっぱなしにできるのです。コシナは初めてなので知りませんでした。
ちなみに、プロテクターはケンコーのZX(ゼクロス)にしました。
※APO-LANTHAR(アポランター)は、フォクトレンダーのレンズの中でも特に高性能な製品に与えられる称号です。
被写体深度の実験
ダンボーを絞り値を変えて撮影していきます。その時の被写体深度を確認していきます。
1メートル先のダンボーと絞り値
F2 98cm~102cmが鮮明(鮮明範囲=4cm)
F4 95cm~104cmが鮮明(鮮明範囲=9cm)
F8 93cm~110cmが鮮明(鮮明範囲=17cm)
F11 F8より鮮明範囲広い。
実験結果
マクロ撮影の場合、被写体深度は薄いので三脚が必須ですが、被写体が1m先ならばF4まで絞ればいいボケがでるとわかりました。
ただ、F2でピンポイントに合わせたい場合は三脚があった方がいいと思います。
私はもっぱらピント拡大で確認してから撮影しています。
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalの点数評価
評価項目 | 評価 | 理由 |
表現力 | ★★★★★ | カミソリピントです。どんな天候でも楽しめるレンズです。 |
携帯性 | ★★★☆☆ | 625g…。三脚携帯を推奨します。 |
機能性 | ★★☆☆☆ | マニュアルフォーカス |
価格 | ★★★★☆ | 65mmマニュアルフォーカスなので。 |
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalの各部名称
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フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical仕様表
フォーカス拡大機能 | 対応 |
方式 | 単焦点 |
対応マウント | ソニー Eマウント |
焦点距離 | 65㎜ |
最短撮影距離 | 0.31m |
絞り羽根枚数 | 10枚(円形絞り) |
画角 | 38° |
開放絞り | 2 |
最小絞り | 22 |
手ブレ補正 | (ボディ側対応) |
フィルターサイズ | 67mm |
テレコンバーター | 非対応 |
最大径x長さ (mm) | 78.0×91.3 |
質量 | 625g |
希望小売価格 | 120,000円 |
発売日 | 2017年8月10日 発売 |
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalの作例
α9M2 F3.5 1/800 ISO100 手持ち
α9M2 F3.5 1/1250 ISO100 手持ち
娘(6歳)の落書き