SEL24105G(FE 24-105mm F4 G OSS)のレビューと作例

lens

SEL24105Gという超便利ズームレンズの評価

SEL24105G(FE 24-105mm F4 G OSS)の購入は当初考えていませんでした。なぜならば、F4という暗いレンズに魅力を感じていなかったからです。

ですが、ネット検索しているうちに、2つの記事を読んでから考えが変わりました。

魅力を感じた1つ目の記事

これまで110本のソニーEマウントレンズをレビューしてきたSony Alpha Blogが「α7R IVに最適なレンズ」を紹介しています。ポテンシャルを最大限活かせるレンズは少ない模様。

Sony Alpha Blog:Which Lenses to maximise the potential of the Sony A7RIV?

今回は純粋にレンズのシャープネスについて検証している。
これまで110本のEマウントレンズをテストきたが、これら全てをα7R IVで再テストすることは無い。ソニーレンズ全てと、2本のタムロンズーム、いくつかのシグマ・サムヤン製レンズをテストする。
一眼レフ用のシグマ製レンズはどれも大きく重く、AFの動作に問題があるので105mm F1.4のみテストする。

結論

α7R IVのポテンシャルを最大限引き出すことができるレンズはほとんど無い。一握りのハイエンド最新レンズのみ6100万画素に耐えうる。とは言え、ハイエンドレンズはギーク向けでは無く、「良好」または「非常に良好」なグレードのレンズはα7R IVよりα7 IIIでの使用に適している。

古いZeissレンズやGMレンズの中には4200万画素で苦しい場合もあり、6100万画素では限界であると明らかに見える。特に「FE 24-70mm F2.8 GM」「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」がそうだ。

α7R IVに耐えうるハイエンドレンズの資産が無いのであれば、α7R IIIやα7 IIIを選択するか、α7 IVを待ったほうが最善のはずだ。

傑出したレンズ:6100万画素のセンサーを最大限活用できる。等倍までクロップしても非常にシャープだが、このようなパフォーマンスのレンズは極僅かだ。

FE 135mm F1.8 GM
FE 24mm F1.4 GM
Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
105mm F1.4 DG HSM
35mm F1.2 DG DN
FE 400mm F2.8 GM OSS
FE 600mm F4 GM OSS
Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount

優れたレンズ:非常に良好なレンズと比べて少し良好だ。α7R IIIの4200万画素センサーを最大限活用できる。α7R IVでも問題は無いだろう。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS
FE 24-105mm F4 G OSS
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
FE 90mm F2.8 Macro G OSS
FE 35mm F1.8
FE 16-35mm F2.8 GM
FE 100mm F2.8 STF GM OSS
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
AF85mm F1.4 FE
AF45mm F1.8 FE
40mm F1.4 DG HSM
14-24mm F2.8 DG DN
FE 12-24mm F4 G

非常に良好なレンズ:等倍クロップでも非常に良好な結果を得ることが出来る。2400万画素のα7 IIIを最大限活用することが可能だ。α7R IVの解像性能には不十分だが、等倍の画質を重視しなければ良好な結果である。基本的に優れた単焦点レンズでも絞り開放では画質が低下する。

FE 85mm F1.4 GM
FE 85mm F1.8
FE 24-70mm F2.8 GM
FE 50mm F2.8 マクロ
28-75mm F/2.8 Di III RXD
17-28mm F/2.8 Di III RXD
良好なレンズ:全体的に見るとまだ良好な画質だ。α7 IIIでおススメできるレンズ群だが、α7R IIIではおススメない。そしてα7R IVには適していない。

Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
FE 70-200mm F4 G OSS
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

並のレンズ:絞るとかろうじて非常に良好となるレンズだ。α7R IIIやα7R IVには適していない。α7 IIIで許容範囲となるが、2400万画素のポテンシャルを活かせるレンズではない。

FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
FE 28mm F2
FE 50mm F1.8

悪いレンズ:これらはα7 IIIやα7R III、α7R IV、どの解像性能でも等倍で確認すると悪い結果だ。拡大せずに全体としてみればまずまずと言ったところである。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

引用:6100万画素のα7R IVに最適な交換レンズは非常に限定的【海外の評価】 | とるなら~写真道楽道中記~

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魅力を感じた2つ目の記事

フォトコンテスト入賞者が使っているキヤノンのカメラとレンズ
スレ主 DS126321さんクチコミ投稿数:465件

フォトコンテストで入賞するようなアマチュアの方が使っているカメラとレンズはどういうものが多いのか気になったのであるコンテスト雑誌の直近4か月の入賞者が使っているカメラとレンズを集計しました。

自分がキヤノンユーザーなのでキヤノンの製品に限定しています。
レンズはメーカーと焦点距離のみが記載されていたので開放F値やバージョンが異なるものは合算されています。
複数月入賞して同じ機材を使用している入賞者もいますが、それぞれ別々に集計しています。

—省略—

8か月分に更新しました(2013年8月号~2014年3月号)

特徴
・効率重視は明らかで高倍率ズームが多い。単焦点でよく使われるのはマクロレンズぐらい。画質よりも内容(光、構図、物語性、感動、雰囲気、ピント、絞り)
・EOS 5D Mark IIやEOS 7Dが多く、EOS 5D Mark IIIが増加してきている。EOS Kiss X5, EOS Kiss X6iは販売数の割に少ない。

ネイチャーフォトの部 レンズ
EF 24-105mm x23
EF 70-200mm x17
EF-S 18-200mm x9
EF 100-400mm x8
EF 100mm Macro x8
EF 28-300mm x7
Tamron AF 28-300mm x7
EF 17-40mm x5
EF 70-300mm x5
EF 17-35mm x4
EF 180mm Macro x4
EF 16-35mm x3
EF 28-135mm x3
EF 50mm x2
EF 75-300mm x2
EF-S 18-55mm x2
EF 24-70mm x2
EF 500mm x2
EF 20-35mm x2
EF 28-70mm x2
EF-S 10-22mm x2
Tamron AF 70-300mm x2
Tamron AF 18-270mm x2
Sigma AF 15mm Fisheye x2
EF-S 15-85mm x2
EF 8-15mm Fisheye
Sigma AF 150-500mm
Sigma AF 70-300mm
Sigma AF 18-200mm
Sigma AF 50-500mm
EF 28mm
Tamron AF 18-200mm
Tamron AF 90mm Macro
Tamron AF 180mm Macro
Tamron AF 17-35mm
EF 200mm
EF 14mm
EF 35-350mm
EF 600mm

自由作品の部 レンズ
EF 24-105mm x37
EF-S 18-200mm x11
Tamron AF 18-270mm x10
EF-S 15-85mm x9
EF 28-135mm x8
EF 24-70mm x7
EF 16-35mm x6
EF-S 18-135mm x6
EF 70-300mm x5
EF 100mm Macro x4
EF 17-40mm x4
EF-S 10-22mm x4
EF 70-200mm x4
EF 8-15mm Fisheye x3
EF 100-400mm x3
EF-S 18-55mm x3
EF 17-55mm x2
EF-S 55-250mm x2
EF 28-70mm x2
FD 24mm x2
EF 28-300mm x2
EF 300mm x2
EF 17-35mm x2
Sigma AF 50mm x2
EF-M 18-55mm x2
EF 17-85mm x2
EF 75-300mm
EF 50mm
EF 35mm
EF-S 60mm Macro
EF 20mm
Tamron AF 70-300mm
Tamron AF 28-300mm
Tamron AF 18-200mm
Sigma AF 12-24mm
Sigma AF 30mm

引用:『フォトコンテスト入賞者が使っているキヤノンのカメラとレンズ』 の クチコミ掲示板

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魅力を感じた3つ目の記事

SEL24105G価格評価

皆様おなじみの価格.comの評価です。85人の評価者がいて満足度4.63は優秀な方だと思います。

クチコミ数も1000超えですので、注目の高さが伝わってきます。

SEL24105Gの評価(まとめ)

上記記事を読んでいただければ、24-105mmという便利ズームレンズが、いかに魅力的なレンズであることを理解していただけると思います。

写りのみでいえば単焦点レンズは最強ですが、「構図」を考えた場合、24-105mmのレンズはレンズ交換なしに自由自在に画角を変えることができます。

また、F4レンズは、F2.8から1段絞りこんだもので、描写は美しいものが多いとも言われています。F4ですから開放からの使用で周辺減光が起こることもありません。

現在のカメラはISOが優秀です。暗めのシーンでも十分美しい描写をしてくれるこの1本はオススメです。

SEL24105Gの点数評価

評価項目 評価 理由
表現力 ★★★★☆ F4であるがため開放から使用できる。このレンズの優位点は構図を自在に操れる24-105のズームにある。
携帯性 ★★★★★ 広角から中望遠までカバーして663g(2017年時クラス最軽量)
機能性 ★★★★★ レンズ内手ブレ補正方式、ダイレクトドライブSSM(DDSSM)、インナーフォーカス方式
価格 ★★★★★ コスパ最強!

SEL24105Gの記号説明

記号 説明
FE ・・・
Gレンズ カールツァイスレンズと双璧を成すレンズ(αレンズ)
OSS レンズ内光学式手ブレ補正機能

 

SEL24105Gの各部名称

SEL24105Gの各部名称

SEL24105G仕様表

レンズ名 FE 24-105mm F4 G OSS
型名 SEL24105G
方式 インナーフォーカス方式
対応マウント ソニー Eマウント
焦点距離 24-105mm
最短撮影距離 0.38m
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
画角 84°-23°
開放絞り f/4
最小絞り f/22
手ブレ補正 レンズ内手ブレ補正方式
フィルターサイズ 77mm
テレコンバーター 非対応
最大径x長さ (mm) 83.4 x 113.3
質量 約663g
希望小売価格 165,000円
発売日 2017年11月25日

SEL24105Gの作例

朝日の写真
α9M2 F22 1/125 ISO125

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